1916年、第一次世界大戦下。ドイツ軍エース・パイロット、マンフレート・フォン・リヒトホーフェンは、無数の空中戦で多くの戦闘機を撃墜して畏怖され、同時に仲間からは賞賛されていた。それは次第に国から英雄と祭り上げられ、生ける伝説として死ぬことさえも禁じられるようになる。彼は更なる戦果を求めて、目立って不利になる代償よりも敵を恐れさせる為に自機を赤く塗る決心をし、目覚しい成功を収めていく。その後も撃墜数を増やし続けるが、仲間たちを一人、また一人と失っていく悲しみに耐えねばならなかった。
そして、看護士のケイトと恋に落ちた頃から、人間性を取り戻し、国威発揚の手段に利用されていることに気付き始める。 戦争への嫌悪とパイロットとしての責任の間で揺れ動くマンフレートだが、戦争はドイツ軍不利のなか、大局を迎えていた─。
新着映画情報
『レッド・バロン』
原題:The Red Baron
配 給 : | ブロードメディア・スタジオ |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2011年05月21日 |
映画館: | 丸の内ルーブル(2週間限定)ほか全国順次ロードショー |
マティアス・シュヴァイクホーファー |
監督・脚本:ニコライ・ミューラーショーン |
2008/ドイツ/シネマスコープ/ドルビーデジタル/129分 |
第一次世界大戦で、望まずして英雄となり、時代の伝説になった実在のドイツ空軍エース・パイロット、マンフレート・フォン・リヒトホーフェンの半生を完全映画化。ドイツはおろか、敵国であったフランス、イギリスで今なお英雄として語られる男とは、どのような人生を歩んだのか。
主演のマンフレート役には本作で大抜擢された、マティアス・シュヴァイクホーファー。マンフレートと恋に落ちる看護士ケイト役には「300<スリーハンドレッド>」「ターミネーター サラ・コナー・クロニクル」のレナ・へディ。
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