1969年。理想に燃えながら新聞社で週刊誌編集記者として働く沢田。彼は激動する"今"と葛藤しながら、日々活動家たちを追いかけていた。それから2年、取材を続ける沢田は、先輩記者・中平とともに梅山と名乗る男からの接触を受ける。「銃を奪取し武器を揃えて、われわれは4月に行動を起こす」。沢田は、その男に疑念を抱きながらも、不思議な親近感を覚え、惹かれて行く。そして、事件は起きた。「駐屯地で自衛官殺害」のニュースが沢田のもとに届くのだった---。
妻夫木聡 |
監督:山下敦弘 |
2011/日本/ヴィスタビジョン/ドルビーデジタル/141分 |
1971年。若きジャーナリストと活動家。二つの運命は交錯し、事件は起きたーー
妻夫木聡、松山ケンイチが初共演を果たした本作は、60年代終わりから70年代初めという激動の時代を駆け抜けた若者たちの青春を描いた衝撃と感動のドラマ。原作は、文芸・映画評論、翻訳、エッセイなど多岐に渡る分野で活躍する文筆家・川本三郎が自身のジャーナリスト時代を綴ったノンフィクション小説『マイ・バック・ページ』(平凡社刊)。それを元に、脚本家・向井康介が3年近くもの歳月を費やしフィクションとして再構成、現代若者の心にも響く青春の葛藤を描いた一級のエンタテインメントとして映画化された。主題歌は1964年のボブ・ディランのアルバムに収録された名曲『My Back Pages』を真心ブラザーズと奥田民生が奇跡のカバー。
1960年代後半、今の日本が失った“社会の熱”が渦巻いていた時代。二人の若者の運命的な出会いにより引き起こされた衝撃の事件。そこに浮かびあがる、激動する「現実」と身を焦がす「理想」の狭間で葛藤する若者たちの想いー。
1969年。理想に燃えながら新聞社で週刊誌編集記者として働く沢田。彼は激動する"今"と葛藤しながら、日々活動家たちを追いかけていた。それから2年、取材を続ける沢田は、先輩記者・中平とともに梅山と名乗る男からの接触を受ける。「銃を奪取し武器を揃えて、われわれは4月に行動を起こす」。沢田は、その男に疑念を抱きながらも、不思議な親近感を覚え、惹かれて行く。そして、事件は起きた。「駐屯地で自衛官殺害」のニュースが沢田のもとに届くのだった---。