1967年(昭和42年)小学館の入社式。その重厚な雰囲気に全く合わない人物が、ホールへと近づいてきていた・・・。紫のスーツに出っ歯! “イヤミ”に扮して登場したのは、小学館「少年サンデー」の看板作家・赤塚不二夫であった。そして、社員全員で“シエー”のポーズ! その中でひとりだけ呆然と立ち尽くす新入社員の武田初美。その姿が赤塚の目に止まり、初美の手足を掴んで無理やり“シエー”のポーズ!「やめてくださいっっっ!!!」 初美は、赤塚の顔面に思いっきりパンチを見舞い、赤塚を見事ノックアウトしてしまった。
この衝撃的な出会いが、日本の漫画界の運命を変えていくことになる!
新着映画情報
浅野忠信 |
監督:佐藤英明 |
2011/日本 |
「バカ」という名の「天才」!赤塚不二夫。
「おそ松くん」「ひみつのアッコちゃん」「もーれつア太郎」「天才バカボン」・・・誰もが知っているヒット漫画を生み出し、日本中から愛される「ギャグ漫画の王様」=赤塚不二夫! 人は彼を「天才」と称し、自身は「バカ」とくくる。
そんな赤塚不二夫の大半の人生を二人三脚で歩んだ漫画編集者が存在した。小学館の名物編集者・武居俊樹である。入社してすぐに赤塚の担当編集者となり、赤塚のハチャメチャな生き方に七転八倒しながらも、やがてベストパートナーとなっていく。そして、赤塚自身“最も描きたかった漫画”と語る名作「レッツラ・ゴン」の中で【武居記者】として登場するほど赤塚不二夫に愛された男。そんな彼だから描ける、35年間にわたる赤塚との交流を描いた『赤塚不二夫のことを書いたのだ!!』(文春文庫刊)がついに映画化。
ギャグ漫画の王様に挑むのは浅野忠信。そして原作者・武井俊樹役は映画化にあたり性別を変更、堀北真希が《ニャロメ!!》とハチャメチャな編集者に挑む。監督は阪本順治、森田芳光らに師事し本作が初監督となる佐藤英明。脚本は「踊る大捜査線シリーズ」の君塚良一。
(c)2011「これでいいのだ!!」製作委員会