花嫁と見間違えるような純白のドレスに身を包み、結婚式に出席したOLの翔子。唖然とする新郎新婦を尻目に、颯爽と披露宴会場を後にした。帰宅途中、純白のドレス姿が車内で好奇の視線を集めていた翔子に、一人の老婦人が声をかけてきた…。
曲がったことが何よりも嫌いな老婦人の時江。息子夫婦の都合で預かることの多い孫の亜美と、いつものように電車に乗っていたところ、純白のドレスに引き出物という、チグハグないでたちの翔子が気になって、自然と声をかけていた…。
女子大生ミサの悩みは、イケメンの彼氏からのDV。ある日、偶然車内に乗り合わせた純白のドレス姿の翔子について二人で話しているうちに、くだらない口論となり、ぶちきれた彼氏が電車から降りてしまう…。
セレブ気取りの奥様グループに嫌々付き合っている庶民的な主婦・康江、地方から出てきたのだが、なかなか都会風のおしゃれな大学に馴染めない権田原美帆と圭一。
それぞれの想いを乗せて走る電車内で、それぞれの人生が偶然交錯したとき、あたたかい奇跡のドラマが紡ぎだされる。
新着映画情報
『阪急電車 片道15分の奇跡』
配 給 : | 東宝 |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2011年04月23日 |
映画館: | 2011年4月23日(土)関西先行公開/2011年4月29日(金・祝)全国東宝系ロードショー |
中谷美紀 |
監督:三宅喜重 |
2011/日本/ヴィスタビジョン/ドルビーデジタル/120分 |
片道わずか15分のローカル線で起こる、小さいけれどあたたかい奇跡の物語。
『フリーター、家を買う。』の人気作家・有川浩による75万部を超えるベストセラー小説を、阪急電鉄はじめ地元の全面協力を得て、“オール関西”ロケで映画化。
乗りなれた車両。ありふれた風景。通勤、通学、ショッピング、そして大切な人に会いに・・・その目的は違えども、様々な人生を乗せて走る、電車。あなたが活字から目を離したとき、携帯をしまったとき、ヘッドホンを外したとき、そこには、いままで気づかなかったけれど、ほんのちょっとだけ人生を輝かせる魔法のような“出会い”が待っているかもしれない。これは、そんな平凡な毎日が、“あなた”が視点をちょっと動かすだけで、輝き始める不思議なおはなし。
脚本は「いま、会いにゆきます」で日本中を優しい涙で包んだ岡田惠和。監督は、「僕〜」シリーズなどのテレビドラマでその演出力を高く評価され、本作が映画デビューとなる三宅喜重が務める。
(c)2011 「阪急電車」製作委員会