背後に白神山地の見える青森県鯵ヶ沢。動物好きな菊谷セツ子が店先で6頭の犬に餌を食べさせている最中に犬が現れた。餌を与えようとしても食べず、犬は1人の少年を見つめていた。少年の名はアキラという。動物好きの彼は、いつもセツ子の動物の世話を手伝っている。そして交通事故で入院中の母親を、姉と二人でかいがいしく世話をしていた。
相撲とトライアスロンが盛んな鯵ヶ沢には面白い人たちが大勢居る。セツ子の店の常連の老人3人組、中学生3人組、セツ子の夫、町の人たち。そんな鯵ヶ沢に、ライオンのような、熊のような正体不明動物の目撃騒動が相次いで持ち上がる。セツ子の前に現れた秋田犬は、ライオンの様な外見をしていた。セツ子の尽力で少しづつ食べ物は食べるようになったが。滅多に人には懐かず、現れては消えていた。犬はトライアスロンの練習に励む老人達・中学生達をいつも励まし、セツ子のもとの老犬の心配をするが、セツ子は気が気ではなかった。畑を荒らす熊と間違えて犬は駆除されてしまうのではないか・・・。
新着映画情報
薬師丸ひろ子 |
監督:錦織良成
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2011/日本 |
日本一愛されるブサかわ犬、銀幕デビュー!!
「もののけ姫」の舞台となった東北・白神山地。その北端に佇む町、青森県鯵ヶ沢。日本一美しい夕日でも知られるこの漁師町に、一頭の犬がいる。その名は“わさお”。秋田犬には珍しいフサフサ(わさわさ)の白い体毛を纏った、3歳のオス犬である。その独特な風貌と愛嬌のある表情から、今では、ブサかわ犬として、ブログをキッカケに瞬く間に全国的な人気者になったわさおだが、彼には、幼い日に飼い主に捨てられるという、悲しい過去があった。北の大自然に囲まれた小さな漁師町。そこに暮らす人々との心あたたまる交流を通して、わさおは、しだいに人間に心を開き、元来のやさしさを取り戻していく。
わさおを演じるのは、わさお自身!全編一度も代役を使わず、全てをわさお自身で演じきる。脇を固める他の犬たちも、今回はあえて訓練犬を一匹も使わず、自然な演技と表情を引き出すことに成功した。
(c)2011「わさお」製作委員会