引っ込み思案な若者・春木真人は、たまたま寄席で聴いた落語に惹かれ、今戸家小六師匠に弟子入り志願する。落語界では芸も地位もある小六だが、普段はノホホンとした頼りない亭主。明るくしっかり者の女房・葵がいなくては、夜も日も明けぬ愛妻家だ。小六宅に住み込みで働き始めた真人は、前座・今戸家小春という名前を貰い、晴れて落語家の世界の一員となるが、そこには悲喜こもごもの出来事が待ち受けていた―。
新着映画情報
ピエール瀧 |
監督・脚本・原作:林家しん平 |
2010/日本/111分 |
粋でイナセな落語家たちのささやかで大らかな人生賛歌。
監督は昭和の爆笑王・初代林家三平門下の林家しん平。史上初となる落語協会の全面バックアップが実現し、更には東京に残る4軒の寄席(上野鈴本演芸場、新宿末廣亭、浅草演芸ホール、池袋演芸場)の協力により、楽屋も含め全寄席での撮影が行われた。また、寄席の大看板・柳家権太楼をはじめ、プラチナチケット必須の柳家喬太郎、春風亭小朝、若手の筆頭・隅田川馬石など、総勢40名を超える現役人気落語家が総出演。
師匠・小六役にはピエール瀧、その妻・葵には田畑智子。そして、春木真人役に抜擢されたのは、入門8年目となる二つ目の落語家、柳家わさび。ほのぼのと暖かい小六夫婦の愛情に包まれ、多くの落語家たちに叱咤激励されながら、一人前の落語家へと成長していく小春の視線を通じて描かれる、“笑いと涙に包まれた人生賛歌”。
(c)2011「落語物語」製作委員会