1950年、イギリス植民地の香港に、広東省佛山から家族を連れて移住した中国武術・詠春拳の達人、イップ・マン。彼を待っていたのは、香港武術界を仕切る洪拳の師匠ホンとの激闘だった。勝負は決着がつかぬまま、武館閉鎖に追い込まれるも、イップは公園で黙々と弟子達を指導し続ける。そんな時、中国武術を侮辱したイギリス人ボクサーに立ち向かったホンが、激戦の末、リング上で絶命する。その壮絶な覚悟に胸を突かれたイップは、中国武術の誇りを守るため、そして人としての尊厳を守るため、静かに死闘のリングへと進み出る‥。
新着映画情報
『イップ・マン 葉問』
配 給 : | フェイス・トゥ・フェイス/リベロ |
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公開日: | 2011年01月22日 |
映画館: | 新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー |
ドニー・イェン |
監督:ウィルソン・イップ |
2010/香港/シネマスコープ/ドルビーSRD/109分 |
ブルース・リーに武術の心と技を伝えた師匠がいた-----。
アクション映画の歴史を変えた伝説のスター、ブルース・リーが、その生涯において正式に教えを受けたただ一人の師匠、イップ・マン。リーが受け継いだものは、詠春拳の技のみならず、その精神や自己探求の姿勢である。本作「イップ・マン 葉問」は、誠と誇りを貫いたイップ・マンの人生を描く、驚異のアクション・ムービー。
静かな達人、イップ・マンを演じるのは、香港映画界最高の本格派アクション・スター、ドニー・イェン(「HERO」(02)、「セブンソード」(05))。自らもブルース・リーを敬愛する彼が、その師匠イップ・マンの人間的魅力を体現し、ブルース・リーを彷彿させる敏捷で力強いアクションを披露する。
香港武術界のドンとしてイップと対立し、数々の激闘を繰り広げる武術家ホンを圧倒的な存在感で演じ、アクション監督も兼任したのは、数々のヒット作で香港映画のフロンティアを切り開き、「燃えよドラゴン」(73)ではブルース・リーと共演も果たしたサモ・ハン・キンポー。さらには、中国の若きスター、ホァン・シャオミン(「女帝 エンペラー」(06)、「スナイパー:」(09))が、イップ・マンの血気盛んな一番弟子を好演する。監督は、「SPL/狼よ静かに死ね」(05)のウィルソン・イップ。
香港・中国で2010年4月に公開されるや爆発的大ヒット。中国では、2010年上半期の中国映画興行収入第1位を獲得し、中国映画興行収入歴代トップ10にランクインした。尚、本作は「イップ・マン」二部作の第二部で、第一部「イップ・マン 序章」(08)は本作の動員が5,000人を超えたら日本公開されるという。