密室となった廃ビルで、質屋の店主が殺された。決定的な証拠がないまま、事件は容疑者の死亡によって一応解決を見る。しかし、担当刑事の笹垣だけは腑に落ちない。加害者の娘で、子供とは思えない美しさを放つ少女・雪穂と被害者の息子で、どこか暗い目をしたもの静かな少年・亮司の姿がいつまでも目蓋の裏を去らないのだ。やがて、成長した二人の周辺で不可解な事件が立て続けに起こり、意外な関係が姿を現し始める・・・。
新着映画情報
堀北真希 |
監督:深川栄洋
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2010/日本 |
あたしの上には太陽なんかなかった。いつも夜。でも暗くはなかった。太陽に代わるものがあったから。太陽ほど明るくはないけれど、あたしには十分だったー。
累計180万部突破の大ベストセラー小説、東野圭吾著『白夜行』。19年前の質屋殺し。迷宮入りしたこの事件に関係した少年と少女が歩んだ道は…。絶望の白い光の中、魂の荒野を行く男と女を、叙事詩的スケールで描いた長編ミステリーを、2006年のTVドラマ化に続き、ついに映画化。出演は、容疑者の娘・雪穂に堀北真希、被害者の息子・桐原亮司に高良健吾、笹垣刑事に船越英一郎。
(c)2011 映画「白夜行」製作委員会