17歳のクルド人難民ビラルは、イラクからフランス最北端のカレにたどり着く。恋人の住むイギリスへ密航を試みるも失敗。ビラルには、英仏海峡を泳いで渡る手段しか残されていなかった。一方、フランス人のシモンは、かつては水泳選手として名を馳せたものの今ではコーチの職に甘んじ、妻とは別居中の身だ。そんな二人が市民プールで出会う。ビラルにクロールを指導することは、シモンにとって、難民支援団体に所属する妻の心を取り戻すためにすぎなかった。しかし次第に二人の間には父子にも似た感情が流れ始める。果たして、ビラルは海峡を泳ぎ切り、イギリスの地を踏むことができるだろうか・・・。
新着映画情報
『君を想って海をゆく』
原題:WELCOME
配 給 : | ロングライド |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2010年12月18日 |
映画館: | ヒューマントラストシネマ有楽町ほかロードショー |
ヴァンサン・ランドン |
監督:フィリップ・リオレ
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2009/フランス/110分/フランス語・英語・クルド語 |
ドーバー海峡を泳いで渡る――対岸のイギリスに暮らす恋人に会うために。
フランスで公開5週目に動員100万人を突破した本作「君を想って海をゆく」。クルド人難民とフランス人との触れ合いを、難民の現状を浮き彫りにしながら、人種や年齢を越えて芽生えた絆や登場人物それぞれが愛する者と真摯に対峙する姿に光を当てた感動のドラマ。
監督は「パリ空港の人々」のフィリップ・リオレ。カレ警察をヴィシー政権時(1940−1944年)のそれに例えた発言をめぐって市長や移民担当大臣をも巻き込む論争を引き起こし、いまだ物議を醸している。
(c)2009 Nord-Ouest Films-Studio37-France 3 Cinema-Mars Films-Fin Aout Productions.