第2章は寝室2部屋、恐怖2倍。
2006年、アメリカ・サンディエゴ。ケイティという女性が、同棲相手を殺害し逃亡した。後に見つかった彼らの生活の一部始終を撮影したビデオテープには、この世のものとは思えない衝撃の映像が収録されていた。編集した映像は公表され、世界中の人々を震撼させた。
そして2010年、東京。一軒家で幸せに暮らす3人家族がいた。アメリカ旅行から帰国したばかりの春花、その弟・幸一、そして父・繁幸。ある朝、春花が目覚めると、部屋の中のものが移動していることに気づく。春花は弟のいたずらと決めつけるが、幸一は自らの潔白を証明するためビデオカメラで撮影することを提案する。真夜中、彼らが眠りについた後、何が起きているのか−。ビデオには衝撃の映像が映っていた…。