20世紀初頭のニューヨーク。これからは女性も仕事を持って生きる時代と、文学の道に進む夢を持ち、希望に満ちた人生が待っていたはずだったレオニー。しかし、一人の日本人青年との出会いによって彼女の人生は波乱に満ちたものとなっていくー。
レオニーは青年を愛し妊るが、男は一方的に日本へ帰国してしまう。シングルマザーとなった彼女は、子供とともにアメリカと日本の二つの国で、困難な時代を生き抜いていく。我が身の不幸を嘆くよりも、潔く運命を引き受け、自分らしく生きていこう。それが彼女の信念であり、また我が子に伝えたいたった一つのことだった。そして、イサム・ノグチと命名された子供は、長じて「地球を彫刻した男」として世界中にその名を知られる芸術家と成長していくのだった。
新着映画情報
エミリー・モーティマー |
監督・脚本:松井久子 |
2010/日本・アメリカ/シネマスコープ/SRD/132分
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100年前、ひとりで日本の地を踏み、天才を育てた女性がいた。 その名もレオニー。
「ユキエ」「折り梅」で家族の絆を描き、のべ200万人動員の大ヒットを記録した松井久子監督。待望の3作目として、世界の観客に感動を届けたいと選んだ題材は世界的彫刻家イサム・ノグチの母レオニー・ギルモアの物語。ドウス昌代の『イサム・ノグチ〜宿命の越境者』に感銘を受け、推敲を重ねた脚本は14稿、作品完成までの道のりは7年に及んだ。その松井久子の熱意に、フランス・セザール賞の撮影監督永田鉄男や、アカデミー賞に輝く作曲家ヤン・A.P.カチュマレクなど世界で活躍する一流の映画スタッフが集結し、日米13都市にわたるロケ地での撮影を敢行。困難な時代に自らの意志で人生を切り開く、一人の女性の切なくも力強い生涯を感動的に描いている。
出演は、「マッチポイント」「シャッター アイランド」のエミリー・モーティマー、中村獅童、原田美枝子、竹下景子、柏原崇など豪華俳優陣がそろった。
(c)2010 レオニーパートナーズ合同会社