新着映画情報
小林聡美 |
監督:松本佳奈 |
2010/日本/105分 |
「かもめ食堂」(06)ではフィンランド、「めがね」(07)では南の島(与論島)、「プール」(09)ではタイのチェンマイを舞台に、好きな場所と好きな人、ただそれだけのシンプルなテーマで作品を作りつづけ、根づよい固定ファンを確立してきたプロジェクトが最新作で選んだ舞台は、京都。
清らかでおいしい水に誘われて、“水のワカル女”3人が京都に現れる。ウィスキーしか置いていないバーを営むセツコ(小林聡美)、コーヒー店を始めるタカコ(小泉今日子)、そして、豆腐屋のハツミ(市川実日子)。それぞれが“水”にこだわりのある小さな店を開き、その場所に住む人たちの心に新しい風を吹かせていく。また、京都の日常風景や、人気フードスタイリスト・飯島奈美が手がける真心のこもった美味しいごはん、さらに大貫妙子によるエンディングテーマも映画に彩りをそえている。
今一番だいじなことはナンなのか。京都を舞台に、変わるものと変わらないもの、人と人との関係をシンプルに、日常の暮らしにさりげなく重ねて描いた作品。
(c)2010 パセリ商会