数十年後の日本。子供たちは情報端末という鎖に繋がれモニタ(監視)されることによって守られていた。朝は、生き物の命を奪う必要のない、植物から作られる安全安心な合成食品を食べることから始まる。学校という制度はなくなり、日々の学習は家庭の情報端末で行う。他人と物理的に会うのは週に一度。直接対話、<<リアルコミュニケーション>>研修のため、コミュニケーションセンターに通う1日だけだ。児童たちの情報の全ては、情報端末を通じて集め、管理されている。それぞれの学習能力、健康状態に見合った教育、指導が行われ、必要であれば担当のカウンセラーのカウンセリングが受けられる。
そんなモニタ(監視)され、安全安心な社会に突如、「連続少女殺人事件」が発生する。事件に巻き込まれた4人の少女達は、閉鎖されたリアルな世界へと立ち向かっていくが、そこに待ち受ける驚愕の真相とは…!?
新着映画情報
(声の出演) |
監督:藤咲淳一
|
2010/日本 |
繰り返される「命の消灯(シャットダウン)」 ──少女たちは、その謎に迫った。
「姑獲鳥の夏」「魍魎の匣」など妖怪をモチーフにしたシリーズで独自の小説世界を築いている京極夏彦が近未来を舞台にして描いたミステリ『ルー=ガルー 忌避すべき狼』を、劇場アニメ化。
(c)京極夏彦/ルー=ガルー製作委員会