間瀬垣(ませがき)勤、40歳。現在タクシー運転手。会社内ドライバーランキングは万年最下位。前職は教師。生徒とのコミュニケーション不全に耐え切れずに辞めた。教師の真亜子と、娘の瑠璃の3人暮らし。稼ぎも悪く、娘にもバカにされ、妻にも期待されていない。乗客から罵られ、所長からは、吊るし上げをくらう日々。間瀬垣の居場所は、家でも職場でも年々無くなっていた。
唯一ホッと出来る、日当たりの悪い誰もいない公園。そこでいつものように弁当を食べる間瀬垣に、運命的な出会いが訪れる。じっと見つめる何ともふてぶてしい目。ちょっぴり太ったおっさんのようなその姿。首輪に「御子神」と書かれている、三毛猫がそこに居た。ふてぶてしく、何があってもマイペースな御子神さんのおかげで、自分自身も変わり始める間瀬垣。そして、人付き合いが苦手な間瀬垣は、御子神さんを助手席に乗せて「ねこカフェ」ならぬ「ねこタクシー」をはじめることを思いつく…。
新着映画情報
カンニング竹山 |
監督:亀井 亨 |
2010/日本/ヴィスタビジョン/DTSステレオ/106分 |
中年タクシー運転手の相棒は、おっさんみたいな・・・福猫!?
あなたは人生に行き詰まっていませんか?いつからだろう、自分がこんなにオーラを無くしてしまったのは。年齢や環境が、生きがいや想像力を変えてしまって、なんとなく生きてきた。何でもいいから背中を押して欲しい。これは、そんな誰もが待っている”きっかけ”の物語。
監督は「幼獣マメシバ」の亀井亨。主演に、昨年「守護天使」で映画初主演を飾ったカンニング竹山。その何ともいえない表情やしぐさが”おやじ臭い”、主役猫”御子神さん”は、世界でも希少なオスの三毛猫のみーすけ、8才。
(c)2010「ねこタクシー」製作委員会