(森口先生の告白)
とある中学校、1年B組。終業式後のホームルーム。担任・森口悠子が”あの事件”…数カ月前、学校のプールで彼女の一人娘が死亡した事件…の真相を話し始めた。事故死と判断された娘は、実は、クラスの中の2人=犯人A・Bに殺されたのだと言う。それはまさに衝撃の告白であった。森口は少年法で守られた犯人たちに、ある想像を絶する方法で処罰を与えると宣言する…それはなんと!?
(ウェルテルの告白)
あれから、森口先生は学校を辞めた。犯人Aはとくに変わった様子もなく以前と同じように学校に来ている。犯人Bは不登校。そして、新担任の寺田良輝ことウェルテル先生がやってきた。クラスのいじめを摘発したり、犯人Bへの家庭訪問を敢行したりと精力的に動くのだが、やがて新たな事件が起こり…。
(直くんママの告白)
終業式の出来事から、犯人Bは自室に引きこもっていた。風呂も入らず髪も伸び放題。わが子を溺愛するあまり無実を盲信する母親は、その変わり果てた姿に心が引き裂かれる思いであった。そして、ウェルテルの家庭訪問が裏目に出てしまい、とんでもない事態が巻き起こる。
そして、犯人たちの告白は.......。
新着映画情報
松たか子 |
監督・脚本:中島哲也 |
2010/日本/ヴィスタビジョン/ドルビーデジタル/106分/R15+ |
物語は〔告白〕で始まり、〔告白〕で繋がり、〔告白〕で終わる。
2009年本屋大賞に輝き、上半期単行本フィクション部門第1位(日販調べ)を記録したベストセラー、『告白』(湊かなえ/双葉社)。「生徒に娘を殺された」という女教師の告白からはじまり、殺人事件に関わった登場人物たちの独白形式で構成される物語は、虚実入り混じり、驚愕・戦慄・唖然の連続。そのショッキングすぎる内容から賛否両論&話題騒然となった衝撃作が、まさかの映画化。
監督をつとめるのは、独創的な映像感覚と確かな演出力で、「下妻物語」「嫌われ松子の一生」「パコと魔法の絵本」などの大傑作を生み出してきた、中島哲也。主人公・森口悠子を演じるのは、「ヴィヨンの妻〜桜桃とタンポポ〜」であらゆる映画賞を総なめにした、松たか子。また、熱血すぎてウザい新人教師役に岡田将生、殺人犯の過保護すぎる母親役に木村佳乃、そして全国1000人以上のオーディションで選ばれた1年B組の生徒たち=37人の13歳が出演する。
(C)2010「告白」製作委員会