1989年、地方都市にある市民病院に外科医の当麻が赴任してくる。そこは、大学病院に依存しなくては運営できない悪しき体制の病院だった。そんな状況の中でも、当麻は自分の信念を曲げずに目の前にいる患者を救うことに全身全霊を傾ける。ある日、市長が病に倒れてしまう。彼を救う手立てはただひとつ。法律ではまだ認められていない脳死肝移植手術しかない。当麻はどう決断するのか……?
新着映画情報
堤真一 |
監督:成島出 |
2009/日本/126分 |
原題の医療システムに警鐘を鳴らす衝撃の問題作。
現職医師の大鐘稔彦が発表し、90万部を突破したベストセラー小説『孤高のメス』シリーズを映画化。医師不足や手術ミス、地域医療問題、臓器移植といった、現代の医療制度におけるタブーに深く切り込んだヒューマンドラマ。主人公の外科医、当麻に堤真一。社会制度や慣習にとらわれずに、自分の信念を貫き、患者を救う医師役を熱演する。また、順天堂大学の現役外科医が完全にバックアップしたリアルな手術シーンは、息をのむような迫力がある。
(c)2010 「孤高のメス」製作委員会