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『パリ20区、僕たちのクラス 』
配 給 : | 東京テアトル |
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公開日: | 2010年06月12日 |
映画館: | 岩波ホールにてロードショー |
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フランソワ・ベゴドー |
監督:ローラン・カンテ |
2008/フランス/128分 |
![イントロダクション](http://www.movienet.co.jp/images/movie_icon_intro.gif)
21年ぶりにフランス映画に栄誉をもたらしたのは、 演技経験の無い24人の子供たち
それは、映画史上、最も胸躍る事件の一つだった。第61回カンヌ国際映画祭で、誰一人演技経験のない24人の子供たちと教師役の大人たちが出演した映画「パリ20区、僕たちのクラス」が、パルムドールを受賞したのだ。審査委員長を務めた、希代の名優で監督としても高く評価されているショーン・ペンからは、「演技、脚本、すべてが魔法だ」という破格の賛辞が贈られた。フランス映画がパルムドールを獲得するのが実に21年ぶりであることも重なって、様々なメディアが「奇跡の映画だ」と熱く書きたてた。
舞台は、パリ20区にある中学校の教室。主な登場人物は、出身国も生い立ちも、将来の夢もバラバラな24人の生徒たちと、フランソワという名の一人の教師。カメラが追いかけるのは、1年間の国語の授業だ。移民であるため母国語を別にもつ生徒たちはもちろん、すべての10代の子供たちにとって、国語とは生きるための言葉を学ぶこと。それは、他人とのコミュニケーションを学び、社会で生き抜く手段を身につけることでもあるのだ。言葉の力を教えたいフランソワにとって、生徒たちとの何気ない対話の一つ一つが授業であり、真剣勝負だ。彼は生徒たちを人として対等に扱おうとするあまり、彼らの未成熟さに苛立ちを抱いてしまう。生徒たちは、あまりにも率直なフランソワの言葉に、時には傷つき、反発し、時には勇気づけられる。弾けるような笑いと抑えられない怒りが、分刻みに交錯する多感な24人の生徒達と、教師とは何かを模索し続けるフランソワは、この1年間でいったい何を学ぶのか──?
フランソワを演じるのは、本作の原作となった『教室へ』の著者であるフランソワ・ベゴドー。元教師で、自身の体験を基に、中学校での1年間を綴ったその小説は、“本当の教室が赤裸々に描かれている”と話題を集め、センセーションを巻き起こした。子供たちを演じるのは、パリ20区のフランソワーズ・ドルト中学校の生徒たち。 監督は、「ヒューマンリソース」(99)、「タイム・アウト」(01)のローラン・カンテ。