![ストーリー](http://www.movienet.co.jp/images/movie_icon_story.gif)
強大なペルシャ帝国の第3王子であるダスタンは、“ペルシャのライオン”と呼ばれる勇猛果敢な若者だ。2人の兄と異なり、ダスタンは偉大なるシャラマン王の実の息子ではなく、かつては親のない浮浪児だったが、シャラマン王に見込まれ養子となったのだ。自由奔放すぎるのが欠点だったが、ダスタンの勇気、英知、そして類いまれな身体能力は、王子の名にふさわしい彼の非凡さを証明していた。
ダスタンの運命を変えたのは、ペルシャ軍による聖地アラムトへの攻撃だった。“敵国へ武器を提供している”という未確認情報を元に、シャラマン王の腹心の弟ニザムと3人の王子はアラムトを制圧。だが、王は聖地に対する弟と息子たちの暴挙に激怒し、武器供与の証拠を示すよう息子たちに迫る。
その夜─ シャラマン王は酒宴の席で毒殺され、その疑いは無実のダスタンにかけられる。危機一髪のダスタンの逃走を助けたのは、絶世の美女と名高いアラムトの王女タミナだった。追手を逃れたダスタンは、王暗殺の汚名をそそぐため、真犯人を追求しようとする。だが、タミナの目的は、ダスタンが戦利品としてアラムトで手に入れた、不思議な短剣にあった。
聖地アラムトに封印された秘密─ この地のどこかに聖なる神々の砂時計が隠されており、その中を流れる《時間の砂》を操る者は、時をさかのぼり、過去を自由に変える禁断の力を手に入れる。そして、この《時間の砂》を操るのに不可欠なのが、ダスタンの戦利品である短剣だったのだ。