人生は愛すべきもの、愉しくて美しいもの。
父は、映画プロデューサーとして精力的に働き、家に帰れば家族を愛する魅力ある人だった。しかし不況の波の中、自ら命を絶ってしまう。残されたのは、多額の借金と未完成の映画だけ。幸せな日々が一転し、絶望の中で葛藤する母娘に訪れた新たな出発とは…。
配 給 : | クレストインターナショナル |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2010年05月29日 |
映画館: | 恵比寿ガーデンシネマにてロードショー |
キアラ・カゼッリ |
監督・脚本:ミア・ハンセン=ラヴ |
2009/フランス/ヴィスタビジョン(1.85:1)/ドルビーデジタル/110分 |
2009年カンヌ国際映画祭で、新鮮な驚きをもって迎えられた珠玉の感動作。 慈愛溢れるまなざしで描く、家族の悲劇と再出発の物語。
父親の自殺というシリアスなテーマを、光溢れる瑞々しい映像の中に潜ませた巧みな演出が高く評価され、2009年カンヌ国際映画祭《ある視点部門》審査員特別賞に輝いた本作。若干29歳の女性監督ミア・ハンセン=ラブは、父喪失の悲しみを健気に乗り越えようとする、母と3人の娘たちの再出発への道を、眩しいパリの夏の陽光と共に描き出していく。
夫の死後、会社の立て直しを決意する、控えめながら気丈な母。父の死を受け止める手段を探す長女。父の残した温もりを求める次女。父の死をまだ理解することの出来ない末娘…。それぞれが絶望の中で葛藤しながらも、心を寄せ合いこの悲劇を受け止める姿が胸を打つ。
人生は愛すべきもの、愉しくて美しいもの。
父は、映画プロデューサーとして精力的に働き、家に帰れば家族を愛する魅力ある人だった。しかし不況の波の中、自ら命を絶ってしまう。残されたのは、多額の借金と未完成の映画だけ。幸せな日々が一転し、絶望の中で葛藤する母娘に訪れた新たな出発とは…。