失恋のショックで声を失った倫子は、子供の頃から馴染めなかった自由奔放な母・ルリコが暮らす田舎へ戻り、小さな食堂を始めることにする。お客様は一日一組だけ。決まったメニューはなく、お客様との事前のやりとりからイメージを膨らませて料理を作るのだった。訪れるお客様の想いを大切にして作る倫子の料理は、食べた人の人生に小さな奇跡を起こしていく。そして、いつしか「食堂かたつむり」で食事をすると願いが叶うという噂が広まっていった。
そんなある日、倫子はルリコからあること告白される。倫子は衝撃を受けながらも、母のための料理を作ろうと決意する。料理を通して倫子とルリコの距離が縮まろうとしていた……。
新着映画情報
柴咲コウ |
監督:富永まい |
2010/日本/119分 |
あるところに、願いが叶うごはんがありました。
原作は、26万部を超えるベストセラーとなった小川糸の同名小説。TBS「王様のブランチ」で絶賛され、輝く!ブランチBOOK大賞・新人賞を受賞。この、20代女性を中心に支持を集める話題作が映画化された。
主演は、「世界の中心で、愛をさけぶ」「容疑者Xの献身」など数々の話題作に出演した柴咲コウ。料理を作るシーンはすべて吹き替えなしで、柴咲自身がスクリーンの中で美味しい料理を出していく。共演は、自由奔放な母親役に余貴美子。その他、ブラザートム、田中哲司、志田未来、江波杏子、三浦友和といった個性派メンバーが集結。監督は、CMやアニメーションを中心に活躍し、2005年、初の長編映画「ウール100%」を手掛けた、注目の若手クリエイター・富永まい。
(c)2010「食堂かたつむり」フィルムパートナーズ