14年前に起きた凄惨な事故で視覚を失った男。事故の前、彼には2つの名前があった。映画監督時代に名乗っていた本名のマテオ・ブランコと、現在の執筆業のペンネームであるハリー・ケインだ。ハリーは、事故の後、映画監督マテオである自分を捨て、人生をかけて愛した女性レナのことも封印した。
或る夜、昔なじみで彼の世話人を勤めるジュディットの息子が、事故に遭う。病室で彼の看病をすることになったハリーは、お伽話をするように自分の過去を語り始める・・・。それは、運命という名の嫉妬と欲望に翻弄された愛に狂った男女の切なくも激しい愛の物語だった──。
新着映画情報
『抱擁のかけら』
原題:LOS ABRAZOS ROTOS / BROKEN EMBRACES
配 給 : | 松竹 |
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公開日: | 2010年02月06日 |
映画館: | 新宿ピカデリー、TOHOシネマズ六本木ヒルズ他全国ロードショー |
ペネロペ・クルス |
監督・脚本:ペドロ・アルモドバル |
2009/スペイン/シネマスコープ/SRD、SR/128分 |
ペネロペ・クルスの最高の演技を得て、 ペドロ・アルモドバル監督が挑む新たなる〈愛〉の物語──
「オール・アバウト・マイ・マザー」、「トーク・トゥ・ハー」、「ボルベール<帰郷>」 の女性讃歌三部作で、世界中の女性たちのハートをつかんだスペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督が、新たなる愛の物語に挑んだ。欲望と裏切りが引き起こした事件で愛、そして人生を奪われた男女。あれから14年、事件の謎を握る男との再会をきっかけに、腕に刻まれた温かな抱擁のかけらだけを頼りに、男は再び愛と向き合う....。
「この脚本は、私の人生の中で読んだ最高のもの。複雑で大胆で、最初から最後まで驚きに満ちている」と語るペネロペ・クルスの最高の演技を得て、男と女の愛の全貌ー甘く美しい過去、無残に破壊された今、鮮やかに再生する未来ーを、アルモドバルは描ききった。
(c)EL DESEO,D.A.,S.L.U. M-2535-2009