かつて売れっ子カメラマンだった北見俊介は、今はロクに仕事もせずにぐうたらな毎日を送っている。そして、妻さくらは、そんな夫に文句を言いながらも世話をやいている。クリスマス直前に、さくらに半ば強引に連れていかれた子作りのための沖縄旅行から一年。相変わらず、だらけた毎日を過ごす俊介は、なぜか一枚も写真を撮ることができない。北見が浮気をしようとすると、北見の罪悪感を見透かしたように、必ずその前に現れるさくら。
ある日、突然さくらは「一年前から好きな人がいる」と告白し、離婚記念に写真を撮って欲しいとお願いする。「ねぇ、写真撮ってよ。」、一年前の沖縄旅行で言われた同じ言葉を思い出す北見。いなくなってみて初めて、さくらの存在の大きさに気付くが・・・。
新着映画情報
豊川悦司 |
監督:行定勲 |
2009/日本 |
夫婦には「さよなら」の前に、やらなければならないことがある。
結婚10年目にしてある局面を迎えた夫婦の愛情を、時にコミカルなテイストを交えて、胸を締め付けるような切なさと、心あたたまる感動を共に描く。「世界の中心で愛をさけぶ」「北の零年」「クローズド・ノート」と話題作を発表し、ヒットメーカーの地位を確立した行定勲監督が、豊川悦司、薬師丸ひろ子という実力派を夫婦役に迎え、《女性は共感、男性は反省》する夫婦のものがたり。
(c)2010 映画「今度は愛妻家」製作委員会