ペンギンコートを着て、夜な夜な街を歩き回るココ。彼女の夢はいつか空を飛ぶこと。それは「ペンギンだって空を飛べる。」と言っていた、今は天国にいる大好きなお父さんの言葉でもありました。 そんなココにある夜、空から金色の羽が舞い降りてきたのでした。
その晩、帰り道の途中、ふと見つけたペンギンのカプセルを家に帰って見てみると、なんと中に入っていた人形が突然動き出したのでした。「ペンギンストア、開店セールにご招待!」。不思議な人形に案内されるまま、ココは夜の街へと出て行くのでした。
気がつくとそこは、ペンギンストア。右も左もペンギングッズでいっぱいで、ペンギン大好きのココにはたまりません。すると、チャリーというゴブリンの男の子が現れ、「店内のグッズを好きなだけプレゼントします。」と言います。ココは大はしゃぎです。
買い物カゴがいっぱいになるころ、ココはチャリーに映写室へと案内されます。七色に色が変わる不思議な飴をなめながらソファーで映画を観ていると、次の瞬間ソファーが天高く跳びあがり、ココとチャリーは夜空を飛び始めたのでした! 「きゃあー!!」
たどり着いたところはチャリーの住むゴブリン村。「勇者・飛べない鳥がわれらを救う!」の大合唱で熱烈に歓迎されるココ。どうやらココは、ゴブリン村の支配を企む闇の帝王ブッカ・ブーから村を救うと伝えられる伝説の勇者“飛べない鳥”として連れてこられたのでした。 「エー!違うよー!」 驚くココの背後には、ブッカ・ブーのNo.1家来を名乗るおデブな男の子ザミーが手下のデビルを引き連れ、村人を困らせようと現れたのでした……。
ザミーたちのいじわるでゴブリン村はメチャクチャです。そこでココとチャリーは、全てを知る大地の精霊パラケケ様に助けを求めに行きます。ココは村を救わなければと思いながら、おデブのザミーがどうしても悪い悪魔には思えません。 果たして、ふたりは村を救うことができるのでしょうか?
新着映画情報
(声の出演) |
原案・監督:りんたろう |
2009/日本 |
絵本は街に飛び出した!?世界注目の冒険ファンタジーが誕生!
日本とフランス、国境を越えて最高のクリエイターたちが集結し、世界中の親子に向けて発信する映像プロジェクト「よなよなペンギン」。まるで絵本のようなカラフルで温もりのある幻想的な世界と、数々の不思議なキャラクターたち。手塚アニメ以来、40年に渡り第一線で活躍してきた“りんたろう監督”が、夢見ることの価値、友達の大切さを思い起こさせる、この冬一番あたたかい奇跡の冒険ファンタジーを誕生させた。
(c)2009 りんたろう・マッドハウス/「よなよなペンギン」フィルムパートナーズ・DFP