![ストーリー](http://www.movienet.co.jp/images/movie_icon_story.gif)
現代の東京、クリスマス前夜。老婦人、早代の元に、古い原稿用紙の束が届く。いぶかしげに原稿を読み始める早代だったが、そこには、早代しか知らないはずの、70年前の淡い恋の想い出が、鮮明に綴られていた・・・。
昭和11年、雪深い北国の村。10歳の草太は、両親を早くに失い、炭焼きを生業にする祖父、正吉を手伝いながら、けなげに暮らしていた。貧しさのため学校にも通えないが、草太はさびしくはなかった。草太のそばには、聡明で愛らしい早代と、秋田犬のチビがいたから。そして、大好きな絵があったから。早代の父、政光は二人で遊ぶことをかたく禁じたが、母のきよは素直でまっすぐな草太をかわいがり、早代を草太に会いに行かせてくれた。草太と早代、幼い二人は心を通わせるが、クリスマスの夜、悲しい運命が訪れる・・・。