![ストーリー](http://www.movienet.co.jp/images/movie_icon_story.gif)
第二次世界大戦時より、“ディビジョン”として知られる謎の政府機関が特殊能力者たちをかき集め、育成してきた。彼らはケネディ暗殺やベルリンの壁崩壊など、数々の歴史的事件に関与してきたとされている。
時は現代。ニック・ガントは、念動力を持つ<ムーバー>の第二世代であり、10年前“ディビジョン”に父親を殺されて以来、人口密度の高い香港に身を隠して生きてきた。そんなニックのもとに、ある日突然、13歳の<ウォッチャー>(未来予知力)の力を持つキャシー・ホームズが現れ、「600万ドルを入れた“ケース”とそれを持つ女を一緒に探してほしい」と助けを求めてくる。女は、“ディビジョン”の実験を生き抜いた唯一の人物であり、逃亡した<プッシャー>だった。心を操作してその人間の行動を操ることができる<プッシャー>は、あらゆる超能力者の中で最も危険な力を持っていると言っていい。キャシーは、その女とケースを探さないと大変なことになると告げる。
ニックは断るが、すぐに“ディビジョン”が送りこんだ超能力者たちに命を狙われ始める。“ディビジョン”のリーダーで自身も<プッシャー>であるヘンリー・カーバーは、強力なパワーを持つ<ムーバー>のビクターと共に、逃亡した女を追っていた。カーバーは、最強の超能力軍隊を作るために、そのケースの中身と逃亡した女を必要としていたのだ。
超能力者たちに突然襲われ、命からがら逃げ出したニックとキャシー。キャシーはニックに“ディビジョン”に拉致監禁されている<ウォッチャー>の母親のこと、また、このままだと二人とも死んでしまうという最悪の未来を伝える。計らずも巻き込まれてしまったニックは、キャシーとコンビを組んでそのケースと女を探し始めのだが・・・。