幼い頃、父に捨てられ、生き別れた兄弟、祐太と祐介。不幸な生い立ちの二人だが、“なくもんか”とばかりに笑顔で毎日を生きている。兄・祐太は、究極のお人好しで、ハムカツ屋「デリカの山ちゃん」で必死に働き、超人気店へと成長させていた。弟・祐介は、お笑い芸人として超売れっ子になり、赤の他人である金城大介と、兄弟漫才師「金城ブラザーズ」として大ブレイクしていた。そんな兄弟二人はまだ、お互いの顔も名前も知らなかった―。
そんなある日、「山ちゃん」初代店主の一人娘、デブで不細工だった徹子が、まるで別人のような超美人になって突然帰ってきた。祐太は笑顔で温かく迎え入れ、めでたく結婚するのだが・・・。
新着映画情報
阿部サダヲ |
監督:水田伸生 |
2009/日本/134分 |
≪脚本:宮藤官九郎×主演:阿部サダヲ×監督:水田伸生≫が贈る、笑いと涙がテンコ盛りの、誰も見たことがない“家族” の物語!!
脚本家・宮藤官九郎が初めて挑戦したテーマ、 それは“家族”!! 意外なことに、宮藤いわく「『なくもんか』は初めてホームドラマというジャンルに挑戦した映画」。親子・兄弟・夫婦といった、誰もが経験する普遍的なテーマである“家族”の物語を真正面から描いている。しかし、宮藤が描く“家族”はやっぱりチョット変わっている。かくして強烈で個性的な愛すべきキャラクターが次々と登場し、ハチャメチャだけど、どこかリアルで心に染みるオリジナルストーリーが完成した。その全く予測不可能な展開を見せる“家族”の物語を、「笑える悲劇」とも「泣ける喜劇」ともいえる作品に仕上げたのは水田伸生監督。07年に日本中を笑いの渦に巻き込み、大ヒットを記録した映画「舞妓Haaaan!!!」以来の強力タッグが、またしても全く新しいエンターテインメントを創り上げた。
(c)2009 「なくもんか」製作委員会