ナチス占領下のフランス。ナチスに家族を殺されたショーシャナは、劇場の支配人として身分を隠しながら、ナチスを根絶やしにする復讐計画を進めていた。
時を同じくして、アルド・レイン中尉率いるユダヤ系アメリカ人兵士の特殊部隊が、各地でナチスを次々と始末していた。その残虐な手口から“バスターズ”と呼ばれ恐れられる彼らは、ドイツ人女優になりすました英国スパイと共に、打倒ナチスの極秘ミッションに参加する。
周到な復讐計画を進める少女ショーシャナと、ナチスを片っ端から始末するバスターズ。それぞれの作戦は、ヒトラー総統を招いたナチのプロパガンダ映画のプレミア上映会で交錯する・・・。
新着映画情報
『イングロリアス・バスターズ』
配 給 : | 東宝東和 |
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公開日: | 2009年11月20日 |
映画館: | TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー |
ブラッド・ピット |
監督・脚本:クエンティン・タランティーノ |
2009/アメリカ/シネマスコープ/152分/R15+
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クエンティン・タランティーノ監督×ブラッド・ピット 映画界の常識をブチ壊す禁断の初タッグ!
新作を発表する度にセンセーションを巻き起こし、世界中の映画シーンを根底から揺るがす鬼才クエンティン・タランティーノ。そんな彼がハリウッドのスーパースター、ブラッド・ピットと組んで新たに送り出す「イングロリアス・バスターズ」は、第二次世界大戦の対ナチ戦を描いている。とはいえ、歴史の教科書をなぞる戦争映画ではなく、史実に縛られることなくイマジネーションを拡大し、タランティーノ流のファンタジーを展開させた痛快エンタテインメント。
舞台は第二次世界大戦期、ナチスに占領され、多くのユダヤ人が犠牲となっていたフランス。そのナチスでさえ恐れをなす部隊が、連合軍には存在していた。その名も名誉無き野郎ども=“イングロリアス・バスターズ”。
「レザボア・ドッグス」に通じる緊迫感に、「パルプ・フィクション」を思わせる複雑に入り組んだ群像劇、そして「キル・ビル」にも似た復讐劇の要素。「イングロリアス・バスターズ」には、タランティーノ映画のあらゆるエッセンスが詰まっている。ストーリーは寓意を含み、スリリングにして痛快、そして哀愁をも帯びている。言うまでもなく、バイオレンスにあふれ、ポップにして、なおかつディテールにこだわったタランティーノ節は健在。