ロボットが全ての世話をしてくれる、夢のような空中都市メトロシティ。科学省長官のテンマ博士の息子トビーは、父親に似て頭がよく、学校の成績は常にトップ。ある日、トビーは父の研究を見るため科学省に行き、実験中の事故に巻き込まれ不運にも命を落としてしまう。悲しみに打ちひしがれたテンマ博士は、トビーを取り戻そうと、最新型ロボットとして息子を甦らせた。姿はそっくりで、記憶もトビーのまま。人口頭脳には、トビーのDNAから採取した記憶もアップロードした。さらにロボットには、テンマ博士の仲間であるお茶の水博士が開発した、”ブルーコア”という究極の未来型エネルギーを搭載した。
しかし、目を覚ましたトビーは、元の息子とはどこか違っていた。やはりロボット。息子ではないという想いが日増しに強まり、テンマ博士はついにトビーを追い出してしまう。
トビーは居場所を求めて、初めて地上へとやってきた。そこはメトロシティのいらなくなったロボットが捨てられる、荒廃した場所だった。さまようトビーはやがて人間の子供たちと出会う。彼らは親もなく、毎日ガラクタを拾って生活していた。自分がロボットであることを言えず、メトロシティからやってきた人間として、自らを「アトム」と名乗り、彼らと暮らすようになる。そしてアトムは新しい仲間ができたことで、次第に笑顔を取り戻していく。
その頃、地上との戦争を企むストーン大統領は、”ブルーコア”を手に入れ最新兵器にしようと、軍を総動員してアトムの捜索を行っていた・・・。
新着映画情報
(声の出演) |
監督:デビッド・バワーズ |
2009/香港・アメリカ・日本/シネマスコープ |
手塚治虫生誕80周年ー あの「鉄腕アトム」がとてつもないスケールで ついに本格的映画化!!
<”心優しい科学の子”が帰ってくる>
1951年から連載されたマンガ「アトム大使」の登場人物であったアトムを主役に、1952年から連載が始まった「鉄腕アトム」。この手塚治虫不朽の名作は1963年に初の国産長編TVアニメシリーズとなり、平均視聴率30%を越える爆発的ヒットを記録した。その後、2度のTVアニメ化を経て、2009年、「鉄腕アトム」はフルCG版「ATOM」となった。日本、アジア圏での公開を皮切りに、全米では約3000スクリーンという超拡大規模での公開が決定している。
(c)2009 Imagi Crystal Limited Original Manga (c) Tezuka Productions Co., Ltd.