『山形スクリーム』

落ち武者さん、人違いです。告られても迷惑です！ 《監督》竹中直人が笑撃度200％超えの《山形発》絶叫エンタメムービーで世界を震撼させる！

「バカバカしい映画を作りたいっっっ！」
　全ては、監督・竹中直人のこの大絶叫から始まった。設定は、山形県のとある村で、恐ろしい落ち武者に恋されてしまった友達を助けるために、とりあえず立ち上がった女子高生たちの愛と友情の物語。それを撮り切るために用意されたのは、あの「おくりびと」も撮影された山形県・庄内地方の大自然。しかも、竹中のこの無謀に、「オモシロそうじゃん！」とばかりに豪華キャスト陣が集結。１6歳にして強烈な存在感を放つ女優・成海璃子をヒロインに据え、EXILEのパフォーマーとしてだけでなく、俳優としての才能も開花させたＡＫＩＲＡや、「山のあなた 徳市の恋」で鮮烈なスクリーンデビューを果たしたマイコ、更にはそのユニークな言動と確かな演技力でワン＆オンリーの存在となった沢村一樹等が、竹中自身により磨き上げられた個性的なキャラクターとなってスクリーンを占拠する。

　都立紅女子高校歴史研究会の美香代、宙子、圭、胸恵は、顧問の勝先生と共に、落ち武者の里として知られる山形県・御釈ヶ部村（おしゃかべ村）へ向かった。ヘンテコなその村では、ちょうど落ち武者の霊が眠ると言われる祠を倒すイベントの真っ最中。村の床屋・三太郎が「おめぇら、たたりに会ってもしらねぇど！」と騒ぐも、呆気なく却下。無残にも掘り起こされた祠からは、本当に落ち武者たちが復活し、村人を次々と襲い始めた。そして、その侍頭・忠経が、生前愛していた官女・光笛に瓜二つの美香代までさらってしまう…。「私、光笛じゃないしっ！」と恐怖の求愛に抵抗する美香代。一方、「美香代がいないしっ！」と大混乱の中、命からがら逃げ切った女子高生3人と三太郎。そして、美香代を救い出すべく、落ち武者との壮絶なバトルが始まった！