そして、大切なものを思い出したー。
歌手として成功することを夢見るエミリーは、ある日突然、ロックスターとして名を馳せてきた夫のリーをドラッグの過剰摂取で亡くしてしまう。一部の人間は事故を防げなかった彼女を責め、ふたりの間に生まれた幼い息子も、今は義父のアルブレヒトの元に預けられていた。愛する人を失い、息子とも離ればなれになってしまったエミリー。捨て切れない夢、引き裂かれたプライド、リーの残像…、様々な想いが交錯する中、それでも彼女は息子との絆を取り戻すため、もう一度母として生まれ変わることを誓う・・・。