1996年、台湾の新竹。学年も生活環境も異なる7人の男子高校生たち。野球場で騒いだり、深夜の学校のプールに忍び込んで裸で泳いだり、屋上で弁当を食べたり、大樹の下で無駄話をしながら悪ふざけをしたり…、彼らはいつも一緒だった。そんな“問題児グループ”のリーダー格が、3年生のイェンだ。生真面目な同級生タンは、そんなイェンを羨望と嫉妬の眼差しで見つめていた。タンは、イェンの恋人ユンに人知れず思いを寄せていたのだ。そんなある夜、プレイボーイのイェンの浮気が原因で、タンがビリヤード場で乱闘に巻き込まれ、額に傷を負ってしまう。その日以来、イェンとタンの間に微妙な感情の溝ができ、そしてその関係修復も束の間、思いがけない事故が彼らの身に降り注ぐ…。
新着映画情報
『九月に降る風』
原題:九降風/WINDS OF SEPTEMBER
配 給 : | グアパ・グアポ、アジア・リパブリック |
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公開日: | 2009年08月29日 |
映画館: | ユーロスペース、シネマート新宿 ほか全国順次公開 |
リディアン・ヴォーン |
監督:トム・リン(林書宇) |
2008/台湾・香港/ヴィスタビジョン/ドルビーSRD/107分/PG12 |
九月の風が吹くとき、僕はあの夏の日々のことを思い出す。他愛ない悪ふざけに無邪気に笑いあった僕らは、 この友情が永遠に続くものと信じて疑わなかった。
「枯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件」「藍色夏恋」を生んだ台湾映画界から、今また新たな青春映画の傑作が誕生した。
1996年夏、台北郊外の街、新竹を舞台に、9人の高校生たちの愛と友情、そして甘く切ない時のうつろいをみずみずしい映像美とともに描き出し、08年6月に台湾で封切られるや、予想外の大ヒットを記録、マスコミからも「この10年間の台湾映画のベスト」と絶賛され、上海国際映画祭アジア新人賞部門グランプリを皮切りに、台北映画祭では審査員特別賞、メディア推薦賞、脚本賞、新人賞の4冠に輝いたほか、数々の映画賞を受賞、名実ともに08年の台湾映画界を席巻する一作となった。
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