未来はすでに通達されていることを「知る」
50年前に埋められたタイムカプセルを掘り起こす記念式典が小学校で催され、当時の生徒たちが創造する未来図が在校生に配られた。宇宙物理学者ジョンの一人息子ケイレブが持ち帰ったのは、不可解な数字だけが羅列されたメモだった。数列には一定の法則があるのではないかと仮説を立てたジョンは、様々な角度から検証していく中で、299691101というブロックに目が留まる。それはアメリカ同時多発テロが起きた日付(01年9月11日)と、2996人という犠牲者の数と一致していたのだ。他の数列も確かめていくと、過去に起きたあらゆる大惨事の日付、犠牲者数と一致してたことが判明する。さらに、そのメモには過去だけでなく、これから先の未来に起こる大惨事をも暗示していた...。