川崎市で突如、起こったで連続爆破テロ事件。市街には複数の爆弾が仕掛けられ、犯人グループは政治犯の釈放を要求。混乱した市民たちを誘導するレスキュー部隊や消防隊員に混ざって協力するのは、「探偵事務所5」の探偵たち。やがて発見された時限爆弾の解除を、川崎市長は探偵501緊急依頼する。
情報科学研究室の部長である探偵507は暗号解読の天才。仕掛けられた爆弾コードの解読も、宍戸会長の孫娘である瞳に数学を教える傍らで、次々とこなしていくほどの凄腕だ。見事爆破を阻止し、犯人グループも逮捕された。
功績をあげた507の新たな任務は、上海支部から依頼された暗号解読だった。送られてきた写真に映っていたのは、これまでに見たこともない配列パターンで並んだ暗号。507は魅せられるように上海へ向かう。そこで507を待っていたのは、冴えない万年平(ひら)探偵の523と宍戸会長だった。暗号の解析には長けていながらも探偵術が未熟な507をバックアップする名目でやってきた会長だったが、別の理由も秘めていた。
情報屋の力を借りて、依頼人である美蘭(メイラン)が歌うクラブへ向かう507。上海最大の地下組織「青龍コンス」のボスの女である美蘭は、息をのむほどに美しい歌姫。だが、彼女に関わる者は死ぬとも噂されていた。美蘭の背中一面に刺青で彫られていた暗号を507は解読できるのか、そしてその暗号が意味するものとは・・・・。