トンネルを抜けると、そこは地獄だったー。
アレックスはインディアナ大学のレスリングチーム“インディアナ・キラーズ”に所属する女子大生。彼女とチームメイトたちは東ヨーロッパで行われる国際レスリング大会に参加するため、東欧諸国遠征にきていた。リトアニアでの試合を終えた夜、チームのキャプテンでアレックスの恋人でもあるトッド、シェルドン、クレア、そしてマネージャーのウィリーらチームの面々は、異国での一夜を楽しもうと示し合わせてホテルを抜け出した。しかしパーティーで飲み明かした彼らは、翌朝発のウクライナ・オデッサ行きの列車に乗り遅れてしまう。コーチのハリスに叱責され、さらに言葉の通じない未知の土地で困り果てる彼らだったが、そこに居合わせたヴェリスラヴァ医師と名乗る女性にオデッサに向かう別の列車を教えてもらい事なきを得たかに見えた・・・。
だが、彼らが乗り込んだ列車は地獄に向かって走り出したのだ―。