朝の混雑する山手線車両で、国土交通省の高級官僚、川村安弘が死亡。警察の調べで持病の心臓発作が原因とされた。しかし、それは巧妙かつ自然死に見せかけた殺人だった。そして、その仕事を遂行したのは、日系アメリカ人で米軍特殊部隊出身の暗殺者ジョン・レイン。これまで、政財界や裏社会の重要人物たちを完璧に「自然死」にみせかけ成し遂げる凄腕の殺し屋だ。ルールは一つ。"女と子供はやらない"。
しかし、川村が所持していたメモリースティックをめぐって、レインの運命が狂い始める。クライアントから更にレインのもとにきた依頼は、川村の二人の娘、奈緒子とみどりを殺すこと。「たとえお前がやらなくても、誰かがやる。48時間以内に・・」 この言葉通りに娘の一人、川村奈緒子は何者かによって殺された。残されたターゲットは川村みどり。自分以外のとてつもなく大きな"何か"が動いていることを察知したレインは、みどりがジャズ・ピアニストとして演奏するクラブに向かった。しかし、そこには既に何者かが仕掛けた罠が待ち受けていた。
レインとみどりの逃避行が東京の街を舞台に始まる。突然現れた謎の男レインに反発するみどり。抵抗されながらも、生き延びたいと願うみどりにその術を教えるレイン。孤独な二つの心が絡み合ったとき、レインに自らのルールを破らせ、東京に巣食う謎と闇の世界へ彼自身を陥れていく。みどりの父が残したメモリースティックに一体何がコピーされているのか。執拗にレインを追い詰めようとするCIAアジア局長の正体とは。レインは、遂に自分自身とその消せない過去に向き合うことになるのだった...。
新着映画情報
『レイン・フォール/雨の牙』
配 給 : | ソニーピ・クチャーズ エンタテインメント |
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公式HP: | 別ウィンドウで公式HPを表示 |
公開日: | 2009年04月25日 |
映画館: | サロンパスルーブル丸の内ほか全国ロードショー |
ゲイリー・オールドマン |
監督・脚本:マックス・マニックス
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2008/日本/シネマスコープ/111分 |
逃げる二人に、東京が牙をむく。
「レオン」+「ボーン・アルティメイタム」のテイストを持つ本格ハードボイルド・アクション・サスペンス作品。原作は、2002年にアメリカで出版されるやいなや全世界で翻訳出版され、瞬く間にベスト・シリーズと化した人気ミステリー、レイン・シリーズの第一作目。
かつてジェット・リーも映画化を試みたこのミステリーの舞台は東京。アメリカ海軍特殊部隊に在籍した過去のある日系アメリカ人の殺し屋ジョン・レインが、ある殺しの依頼をうけたことから政権汚職と利権をめぐる陰謀に巻き込まれ、自身の愛と復讐のはざまで翻弄されるというセンチメンタルで魅力的なハードボイルド小説。