![ストーリー](http://www.movienet.co.jp/images/movie_icon_story.gif)
深夜、突然の電話のベルでセラピストのクレア・サマーズは起こされた。 電話をかけてきたのは恩師ペリー・ジャクソン。たった今、旅客機が墜落し、その事故で奇跡的に5人の男女が生き残ったという。ペリーは、この事故で生存した5人のストレス治療に、クレアを任命する。いきなりの大役に驚くも、やる気をみせるクレア。そんなクレアに、ペリーは一つ忠告する、「生存者の一人、エリック・クラークには気をつけろ」と。明らかにショック状態にある他の患者と違い、彼だけは今の状況に陶酔し、一人だけ気分が良すぎるのだという。
エリック・クラークは落ち着いた様子で病室のベッドに腰かけていた。クレアは、彼にグループ・カウンセリングに参加してみないかと持ちかけるが、「自分には必要ない」と素っ気ない。そこで、個別カウンセリングも可能だと提案したところ、戸別訪問だったら受け入れるという。戸別訪問を始めると、エリックは大胆に彼女に言い寄ってくるようになり、さらにエリックは教えてもいないクレアの好みを知っていたり、予想もつかない行動をとったりしてクレアを困惑させた。一体、エリックの狙いはなんなのか...?
さらに、事故の後からクレアの生活にもちょっとした異変が起きていた。毎晩のように近所の夫人トニが世間話をしに、クレアの扉口に現れるようになったのだ。なにかを探るような表情や態度をみせ、どこか様子がおかしい。
一方、グループ・カウンセリングに参加しているほかの患者たちは、航空会社の公式説明と食い違う事故の記憶に苦しんでいた。墜落事故はパイロットの過失だと発表した航空会社に対し、患者のディーンは、墜落する前に機体が爆発したと、機体に異常があったことを口にする。それを受け、ほかの患者たちの記憶も曖昧になってくる。不安に駆られ始める患者たち。その不安を後押しするかのように、謎の男が窓越しにカウンセリングの様子を覗き見していた...。
翌日、ディーンがカウンセリングから姿を消した。さらに、機体に異常があったことを思いだした50代の患者ノーマンも、「航空会社の人間に尾行されている」とクレアに泣きつく。そのノーマンもまた、翌日姿を消した。こうして次々と生存者が消えて行き、最後に若いシャノンだけが残った。みんなはどこへ行ってしまったのか?なぜ彼女だけ残ったのか...?