アヤメはいまいちイケてないグラビア・アイドル。同じ日にスカウトされた同級生・耳川モモは売れに売れ、今日もグラビア雑誌「Nadeshiko」の表紙を飾っている。アヤメのページだけが逆さまに印刷されているダメっぷりだ。マネージャーの風間からは、いつも励まされているのだが、モモへのコンプレックスのせいで、アヤメは時々自分をバカにするモモの幻影を見る。
コンビニで「Nadeshiko」を衝動的に万引きしてしまうアヤメ。が、あっけなく捕まり、見越婆(みこしば)警察署の"一日警察署長"をすることになる。
午前中で終わる簡単な仕事のはずだった。しかし「一日警察署長なのだから夜中の12時まで署長を務めろ」と奇妙な理屈で閉じ込められてしまう。署長達は皆アヤメに指示を仰ぐ、なぜか? 戸惑うアヤメ。しかも、自分を担当してくれる刑事は元カレの春樹である。実は彼には恐ろしい秘密があった。彼は刑事でありながら殺人癖(愛するあまりつい殺してしまう)のある超イケメンなのである。けれどアヤメは心のどこかで春樹を忘れられないでいる。突然の再会にアヤメの心は揺れまくる。
実はこの日の朝、春樹は恋人をマンションのベランダから突き落として殺してしまっていたのである。しかもアヤメはその殺人現場の目撃者から春樹が犯人である証拠となるスケッチブックを受け取ってもいた。しかし春樹が犯人だとは自分の口からは言い出せない。
一方、春樹が恋人を突き落としたマンションの隣の部屋でコンビニ強盗の計画を練っていた怪しい三人組は、ついに犯行を決行。その時たまたまコンビニに居合わせたモモと風間マネージャーが連れ去られる。そのニュースを署長室のテレビで見るアヤメに指示を仰ぎに迫る署員。パニクるアヤメ。春樹の声が飛ぶ、「署長は署長なんですよ!」
果たしてアヤメは事件を解決することが出来るのか!?
新着映画情報
成海璃子 |
監督・脚本:ケラーノ・サンドロヴィッチ
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2008/日本/110分 |
元カレは猟奇連続殺人鬼!?
ひょんなことから "一日警察署長"となった売れないグラビアアイドル、アヤメは思い続けていた元カレ・春樹と再会する。戸惑いを隠せないアヤメ。春樹にはアヤメだけが知る秘密があった。そして大事件が起こり事態は意外な方向へ!
「1980」「グミ・チョコレート・パイン」の ケラリーノ・サンドロヴィッチ監督3作目となる「罪とか罰とか」は、え!? と まさか!でたたみかける衝撃満載の作品。主人公アヤメに本作が本格コメディ初挑戦となる成海璃子(ドラマ「瑠璃の島」「ハチミツとクローバー」、映画「神童」)
(c)「罪とか罰とか」製作委員会