イギリスのビーチリゾート、ブライトン。この町に住むジョージアは、「まるで木星みたいに」デカい鼻とヘンな家族、荒くれ猫のアンガスに悩まされながらも、学校の仲良し4人組"エース・ギャング"と大騒ぎの楽しい毎日を送る女の子。目下の目標は、大人っぽくて最高にクールなクラブでの誕生日パーティーを開くこと。そのために絶対に必要なのは、理想の恋人なのだが、石器時代なみに頭の固い両親はまったく理解してくれない。
あらゆる雑誌を読み漁り"キスの10段階"を妄想していた彼女の前に現れたのは、まるで理想を絵にしたような転校生、二卵性双生児のロビーとトム。ロビーに一目惚れしたジョージアは"トム狙い"の親友ジャスと一緒に兄弟をストーキング。そしてロビーが学校で一番のビッチ、リンジーとデートしているのを目撃する。その下着は男心をくすぐるTバック、オッパイは全男子釘付けの巨乳。
「"面白さ"ではリンジーに勝ってる!」なんて慰めにもならないジャスの言葉を頼りに、ジョージアは打倒リンジーの作戦を練るのだが...。
新着映画情報
『ジョージアの日記 ゆーうつでキラキラな毎日』
配 給 : | パラマウント ピクチャーズ ジャパン |
---|---|
公開日: | 2008年11月15日 |
映画館: | 恵比寿ガーデンシネマほかロードショー |
ジョージア・グルーム |
監督:グリンダ・チャーダ |
2008/アメリカ/シネマスコープ/ドルビーデジタル、SDDS、DTS/100分 |
“ブスかわ”“ ダサかわ”恋愛奮闘記は、可笑しくもリアルなビタミン剤!
"前向きパワー"で恋も人生もゲットするもうひとりのブリジット・ジョーンズのものがたり。 映画の舞台は、イギリス南岸の町、イーストボーン。イギリス南部に位置するこの小さな町は「ハリー・ポッター」シリーズや「007」シリーズの撮影にも使われた美しい海岸を持つビーチリゾート。ヨーロッパの優雅さを漂わせる町並みは鮮やかな花々に彩られ、ロンドンの曇り空とは対照的な明るい日差しが降り注ぐ。ジョージアが愛しの王子様、ロビーを追いかけて行くイーストボーン・ピアや、海岸通りのデートスポット、ビーチ・ヘッド・ウォークなど、曇り空のロンドンに代表されるイギリスのイメージを覆す美しさだ。
また映画の雰囲気を左右する多くの場面は、アーティストやゲイが集うことでも有名な近隣の町ブライトンで撮影された。パステルカラーのまるでオモチャみたいな住宅街や、アンティークショップなどの店が連なるレーン(昔ながらの裏通り)など、"女子心"をくすぐる可愛さ。その一方でヒップなクラブカルチャーでも知られており、ナイトシーンのキラキラぶりも必見。多く登場するパーティー場面では音楽も話題のひとつで、UKチャート1位を獲得したザ・ティン・ティンズの"グレイトDJ"や、ロビーがベースを担当するバンドとしてこの映画のために作られたスティフ・ディランズによるテーマ曲など、クールなサウンドも作品を盛り上げている。
監督はイギリスの女性監督グリンダ・チャーダ。保守的なイギリスのインド人社会で、サッカーに熱中する少女ジェスの夢と恋を描いた代表作「ベッカムに恋して」は、世界的な大ヒットを記録した。