ある年の10月、若者の一団が山奥で映画を撮影していた。大学の映画学科の卒業制作としてホラー映画を作っていたのだ。そこにラジオから衝撃のニュースが流れてきた。
「世界各地で死者が蘇っています…」
マスメディアによる情報は錯綜し、いたるところで惨劇が発生していた。若者たちがそのただ中にいるにも関わらず、テレビのニュースは「事態は沈静化に向かっている」と虚偽の報道を繰り返す。その一方でYouTubeには断片的な衝撃の映像が次々にアップされていた。
「なんてことだ…。どこに行っても人が殺されてる…。」
生き残り、この惨劇を後世に伝えることを使命とした学生グループ。ビデオカメラで全てを撮影しながら、非情な運命に立ち向かうのだった…。