29歳のホリーは、10代の頃から付き合っていた1歳年上で陽気なアイルランド人のジェリーと結婚。家族と友人に囲まれ、つましくても幸福な人生を信じて疑わなかったホリーに突然、襲いかかった最愛の夫ジェリーの死。彼の死を受け入れられず、絶望に打ちひしがれる彼女のもとに、一通の手紙が届く。その手紙の差出人は亡き夫だった...。
ジェリーは病気で亡くなる前に、ホリー宛てに10通の手紙を書いておいたのだ。自分が亡くなった後、ホリーが早く立ち直るための手引書のようなものとして。
ジェリーからの1通目の手紙はケーキの形で、ホリーの30歳の誕生日に届いた。それからも、夫からの手紙が驚かされる形で届く。そして、どの手紙にも、最後にP.S.I Love Youとあった。
最愛の人を失った悲しみと、最愛の人に出会えた幸せをかみしめながら、ホリーは少しずつ生きる力を取り戻していく...。