ニューヨーク、ブルックリンに住むカメラマンのベンとジェーンのカップル。友人たちに祝福され、幸福な結婚式を挙げた二人は、ベンのファッション撮影の仕事とハネムーンを兼ねて日本へと出発する。エキゾチックで、エキサイティングな国、日本で仕事のチャンスを得て、ベンとジェーンには限りなく幸せな未来が待ち受けているはずだった。
日本の地を踏み、瀟洒なコテージへと向かう夜の山道で車を走らせるベンとジェーン。地図を確認しようと、よそ見をしたそのとき、白い薄衣をまとった日本人女性が突然、目の前に。 車は道を逸れて、土手から落下する。やがて意識を取り戻した二人は、通報した警察とともに懸命に捜索したが、轢いたはずの女性の姿はどこにも見当たらない。無傷のままその場から消えたのか?
その日を境に二人は奇妙な現象に見舞われるようになる。彼らの撮った写真に写る白いモヤ、神経を逆なでするような風の音、ベンの体の不調、そしてたびたび目の前に姿を現わす"あの時の"女性。ベンが仕事に追われている間に、異国の地で孤独をつのらせながらも、ジェーンは真相を探るべく手を尽くしていた。白いモヤは、常に写真のバックの同じ建物、同じ階の位置からあふれ出ているように見える。その謎を探るうちに明らかになる、"めぐみ"と呼ばれる女性の存在。そして、ついに起こる凄惨な事件。
新着映画情報
『シャッター』
原題:SHUTTER
配 給 : | 20世紀フォックス映画 |
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公開日: | 2008年09月06日 |
映画館: | お台場シネマメディアージュほか全国ロードショー |
ジョシュア・ジャクソン\r |
監督:落合正幸 |
2008/アメリカ/シネマスコープ/ドルビーSR・SRD、DTS/90分/PG-12
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2004年に製作されたタイ映画「心霊写真」を日本人クリエイターとハリウッドが、グローバルな視点で再構築したのが本作「シャッター」である。霊が映るスピリチュアル・フォト(心霊写真)の身も凍るほどの不気味さ、得体の知れないものへの恐怖、意外な過去が明らかになる謎解きミステリー、そして復讐という形でしか体現できなかった身を裂かれるほど切なく悲劇的なロマンス。これらの多彩なエッセンスが絡まり合ってスリリングなドラマは進行する。
当初、ニューヨークを舞台に設定されていたが、冒頭と最後を除き、東京を舞台とすることに最終決定。全編東京ロケで撮影された。