貴族の娘として育てられたチニは、15歳になった時、実は下女の娘であったという出生の秘密を知る。自ら貴族の衣を脱ぎ去り、妓生(キーセン)となった実母と同じ道を選ぶことを決意したチニ。彼女は、幼いころから常にそばにいた友人、奴婢のノミを最初の男として、その身体を捧げた。数年後、その知性と気品の前に貴族たちですら一目置く稀代の名妓、明月(ミョンウォル)となったチニは、その誇りを失わない姿が広く貴族から平民にまで敬愛されるようになっていた・・・。
新着映画情報
ソン・ヘギョ |
監督:チャン・ユニョン |
2007/韓国/シネマスコープ/SRD/141分
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「接続―ザ・コンタクト」「カル」で韓国映画界に新風を吹き込んだチャン・ユニョン監督が、16世紀の朝鮮王朝を舞台に、実在の名妓、ファン・ジニの生涯を描く壮大な歴史ドラマに挑んだ。
ファン・ジニの生涯はTVドラマ化もされ、本国のみならず日本でも人気を呼んでいる。ファン・ジニ役には監督が初めて出会ったときに「まさにファン・ジニだ」と感じたというソン・ヘギョを抜擢。可憐と妖艶が同居する魅惑的なヒロイン像を作り上げた。ファン・ジニへの思いを胸に秘めた男、ノミには「美しき野獣」の実力派俳優ユ・ジテ。
華やかな王朝文化の空気を、あえて朱を抑え現代の洗練された色使いで伝える美術、シースルーを採用した挑発的なチョゴリなど、細部にまでオリジナリティを発揮し、韓国映画界の総力を結集した歴史ロマン大作が完成した。
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