バスケットコート脇の草むらに捨てられた赤ん坊がいた。時がたち、カンフー学校の師父(シーフー)に託されたその男の子、ファン・シージエは、いまや青年に成長。育ての親の師父は得意の凍結術の稽古中に凍死したが、シージエは「瞬間移動」の術をかい間見ていた。一瞬の間に「気」で時空の活動を凍結させ、時空間を自由に操る術だ。
ある日シージエは、夜の公園で中年男のリーと出会う。空き缶をゴミ箱の小さな穴に投げ入れたシージエのコントロール力に目をつけたリーは、「富豪化計画」を持ちかける。
口のうまいリーは、「親を探しつづけるバスケ少年」という感動話を仕立てて、第一大学バスケットチームにシージエを売り込むことに成功。入団記者会見にはマスコミが詰めかけ、シージエは一躍注目の人となる。ところが、チームのキャプテン、ディン・ウェイは酒びたりだった。彼の妹で、チームのマネージャーを務めるリリーは、かねてからシージエが恋をしていた女の子だ。やがて、ディン・ウェイはシージエに刺激され、練習に励むように。怪我で休んでいたシャオ・ランも復帰してきた。シージエは初試合に残り5分のところで出場し、ロングシュートを見事に決める。次の試合では、ボードに激突しながらも「気」を取り入れてダンクを見事に決め、ますます人気を高めていった。
いよいよ大学バスケ・リーグ戦の決勝戦を迎える。対戦相手である火球隊は悪質な試合運びで名高い極悪チーム。しかもキャプテンはかつてのチームメイトで、ディン・ウェイらの弱点を知り尽くし、反則ギリギリの悪質プレイをくり返した。師父4人が窮地に現れ、時空を越えた秘技を繰り出すものの、チームは絶体絶命の大ピンチ! 試合終了まで残り3秒、シージエはロングシュートを放ったが...
はたして勝利の女神は微笑んだのか?そして訪れる、思いもよらない大ドンデン返しのクライマックスとは?
新着映画情報
『カンフー・ダンク!』
原題:KUNG FU DUNK
配 給 : | 角川映画 |
---|---|
公開日: | 2008年08月16日 |
映画館: | 角川シネマ新宿ほか全国ロードショー |
ジェイ・チョウ |
監督:チュー・イェンピン |
2008/台湾、香港、中国/98分
|
重力無視の壮絶ダンクとカンフー秘技が融合した超ド級のミラクル・スーパーバスケ!
CG×ワイヤー×生身のスーパーアクション満載の本作で主人公を演じるのは、子供のころから大のバスケ好きで有名な台湾出身の歌手兼俳優ジェイ・チョウ(「頭文字D THE MOVIE」「王妃の紋章」)。
監督は「カンフーキッド 好小子」(86年)、「炎の大捜査線」(91年)、「危険な天使たち」(95年)のチュー・イェンピン。アクション監督は「少林サッカー」「HERO」「LOVERS」「王妃の紋章」のチン・シウトン。撮影監督は「HERO」「LOVERS」「王妃の紋章」のチャオ・シャオティン。美術は「ウィンター・ソング」「王妃の紋章」のイー・チュンマン。そして、圧倒的なクライマックスシーンの3D特撮は、「ハリー・ポッター」「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの特殊効果を手がけたTechnicolor Moving Entertainment。
(c)2008 Chang Hong Channel Film & Video Co., Ltd., Shanghai Film Group Corporation & Emperor Motion Picture(International) Ltd.