コロラド州レッドヴィル。この町に24時間の検疫隔離演習の命が下り、ローズ大尉の指揮下、検問所が設置され、州兵部隊によって町の外へ通じる唯一の街道は封鎖された。
サラ・クロス伍長は、この町の出身者だったが、思いもよらぬ任務のため、故郷の土を踏むことになった。そして新兵のバドを伴い、町内パトロールに出かけた。母親と弟のトレバーが住む実家に立ち寄ったサラは、母親が高熱を出し、インフルエンザに似た症状で苦しんでいるのを知る。トレバーと恋人のニーナを付き添わせ、母親を診察してもらうため町内の中心にあるパインバレー病院に到着したサラは、院内の異常事態を目にする。町民の約半数が母親同様インフルエンザに似た病気に罹り、ロビーは診察を待つ病人たちで溢れかえっていた。ローガン医師は、正体不明のウィルスが、空気感染を経て血液中で変異したことによる症状なのでは、という推論を説いていた。「これは決して演習などではない」、サラは自分たちも欺かれていたことを知るのだった。
そしてついに院内はパニック状態に陥った。正気を失い、鼻血を滴らせた感染者たちが暴れだし、周りの人々を見境なく襲い始めたのである。人肉を求めて破壊と襲撃を繰り返す"生きる屍たち"―感染者は、すべてゾンビと化していった...。
新着映画情報
『デイ・オブ・ザ・デッド』
原題:DAY OF THE DEAD
配 給 : | ムービーアイ |
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公開日: | 2008年08月30日 |
映画館: | シアターN渋谷、銀座シネパトスほか全国順次ロードショー |
ミーナ・スヴァーリ |
監督:スティーヴ・マイナー |
2007/アメリカ/85分/R-15 |
巨匠ジョージ・A・ロメロ監督の20世紀ゾンビ3部作最終章、「死霊のえじき」(Day of the Dead)('85)が、ストーリーを完全リニューアルしたサバイバル・アクションとして甦った。
主演のサラ・クロス伍長役に「アメリカン・ビューティー」で鮮烈なイメージを刻みつけたミーナ・スヴァーリ。これまでのイメージを一新する、迷彩服のアクション・ヒロインに初挑戦。サラと行動を共にする黒人兵、サラザール役には、去る4月末、マライア・キャリーとの電撃結婚が話題を集めた、「ドラムライン」のニック・キャノン。
脚本は「ファイナル・デスティネーション」「デッドコースター」のジェフリー・レディック。そして監督は「13日の金曜日PART2&3」「ガバリン」など、80年代ホラー・ブームを支えたベテラン、スティーヴ・マイナー。
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