「変わらぬ想い。自分は今、ここで生きています。−松山千春の自伝『足寄より』の映画化」
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(c)2008 PLUSMIC CFP |
本作は2006年でデビュー30周年を迎えた松山千春が、23歳の時に書き下ろした自伝『足寄より』をベースに映画化。当時、人気絶頂にあった一人の若きシンガーが、自らの言葉で赤裸々に思いを綴ったこの著書は、大きな話題を巻き起こした。そこには、複雑な家庭事情、貧しくも愛情いっぱいに彼を育て上げた父への想い、音楽への目覚め、そして恩師、竹田との出会いとあまりに突然の別れなど、彼の23年が凝縮された"正直な"内容が描かれていた。こと、千春の才能をいち早く見出し、彼を世に出すことに自らの人生を賭け尽力した竹田の存在は本作でも重要な意味を持つ。
千春を演じるのは「クローズZERO」「リアル鬼ごっこ」などで注目される若手俳優、大東俊介。恩人の竹田に萩原聖人、千春の父親に泉谷しげる。
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