(c)2008The Weinstein Company,LLC.All rights reserved.
HELL RIDE 配給:ムービーアイ 公式サイト:http://www.hellride.jp 公開日:2009年1月17月 シアターN渋谷、銀座シネパトス、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
ラリー・ビショップ マイケル・マドセン エリック・バルフォー ヴィニー・ジョーンズ レオノア・ヴァレラ デイヴィッド・キャラディン デニス・ホッパー
監督・脚本:ラリー・ビショップ 製作総指揮:ボブ・ワインスタイン ハーヴェイ・ワインスタイン
クエンティン・タランティーノ 撮影:スコット・キーヴァン 編集:ウィリアム・イェー ブレイク・ウェスト 音楽:ダニエル・ルッピ
2008/アメリカ/シネマスコープ/SRD/84分/R-15
イージー★ライダー [DVD]
1960年代末から70年代初頭、低予算B級アクション映画の中で"バイカー・フィルム"は、アメリカで最も人気を集めたジャンルの1つだった。そんな中、デニス・ホッパー監督「イージー・ライダー」(69)が公開された。バイカーたちの米大陸横断の旅、夢と挫折を描いたこの映画は、当時湧き起こったアメリカン・ニューシネマ・ブームの波に乗り、世界的な大ヒット作となった。 しかし「イージー・ライダー」の栄光の陰には、今や憶えている者さえほとんどいない、無数のB級〜Z級作品が存在した。革ジャンをはおり、ハーレーにまたがって暴走を繰り返すアウトローたちの物語は、セックス、ドラッグ、ロックンロールといった反体制的なアイテムによって、当時の若者たちに強烈にアピールしたのだった。 そんな映画を、当時場末の名画座で見まくっていたのが、"パルプの帝王"クエンティン・タランティーノであった。そして、それらに俳優として出演し、ハリウッドのアウトサイダーとして、今なお己の映画道を歩み続けている男が、伝説的カルト俳優・監督のラリー・ビショップ。本作では監督・脚本・製作・主演の4役を務めている。 「ヘルライド」は、鬼才タランティーノが、自らリスペクトする伝説の男を監督・主演に据え、かつてのジャンルの復活と再生をかけた、バイカー・バイオレンス・アクションの超問題作だ。キャストには、タランティーノの呼びかけに応じ、ハリウッド最強の野獣派が結集した。ラリー・ビショップ以下、タランティーノ一家の若頭、マイケル・マドセン。TVシリーズ「24 Twenty-Four」のエリック・バルフォー。「ミーン・マシーン」のヴィニー・ジョーンズ。そしてデイヴィッド・キャラディン、デニス・ホッパーという両ベテランも乱入。 「ヘルライド」は、そのあまりに反時代的な内容ゆえか、全米ではわずか2週間で打ち切りとなった。批評家からも黙殺同然の扱いを受けたこの映画はしかし、タランティーノ自身が放った「デス・プルーフinグラインドハウス」の試みに連なる、"トラッシュ・レボリューション"とでもいうべき野心作である。ダイヤモンドかトラッシュか―。この映画の価値は、興行成績だけでは計れない、そこに脈打つグラインドハウス魂にこそある。
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“あの子のために大切にとっておいて。きっと約束を守ってね”― 腹に矢を受け、天を仰いだピストレロの脳裏に、そう囁く美しい女の姿が浮かんだ...。 ピストレロ、ジェント、コマンチのは、バイカー・チーム"ヴィクターズ"のメンバー。対抗するグループ“シックス・シックス・シックス”にメンバーの一員セント・ルーイを殺された3人は、墓場に集い奴らへの復讐を誓った。手始めにトレーラーハウスにいた“シックス”のメンバーたちを血祭りにあげた3人は、そのリーダーであるビリー・ウィングスらを追って、それぞれ復讐の旅に散った。