「『人生の最後くらい、最高のエンディングが欲しくなった』　余命わずかの男と少女が天国めざして疾走する青春ロードムービー！」

(c)2009アスミック・エース エンタテインメント／フジテレビジョン／ジェイ・ストーム

　本作の原案は97年にドイツで大ヒットした映画「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」。ボブ・ディランの名曲から生まれたこの映画を、「マイ☆ボス　マイ☆ヒーロー」「デトロイト・メタル・シティ」の脚本家、大森美香が大胆に設定を変更。主役をドイツ版の男二人から"男と少女"へと変え、日本オリジナル映画として生まれ変わった。

　主演にTOKIOの長瀬智也と「L change the World」の福田麻由子。

(c)2009アスミック・エース エンタテインメント／フジテレビジョン／ジェイ・ストーム

　今まで勝手気ままに生きてきた28歳の勝人（マサト）の人生は、ある日突然一変する。検査で脳に腫瘍が見つかったのだ。「今すぐ命を失ってもおかしくない状態です」と医者に宣告され、ただ呆然とする勝人。
　彼は病院で14歳の少女、春海と出会った。７歳からずっと入院している彼女も、先天性の疾患と骨肉腫を患い、余命あと１ヶ月と告げられていた。
　「あんたも、天国のドア叩いてんだな」　同じ境遇だと知った二人は、病院の調理場に忍び込み、偶然見つけたテキーラで乾杯する。
　「知ってるか？天国で今一番流行の話題って。海だよ。みんな海の話をするんだ」　
　海を見たことがないと落ち込む春海の姿に、テキーラで酔った勢いも手伝い、勝人は彼女を連れて海を目指すことに．．．。