(c) 2008 「Sweet Rain 死神の精度」　製作委員会

一風変わった死神が、一人の女性と出会い、人間の感情を理解し、人生を知っていく姿を描く。物語は、1985年、2007年、2028年の３つの時代を舞台に展開し、それぞれの登場人物が意外な形で繋がっていく。７日間、判定対象の傍らにいて、ときには友達のように話を聞いたりもする死神を、金城武が演じる。日本映画の出演は実に６年ぶり。今秋には金城／トニー・レオン出演、ジョン・ウー監督の歴史劇「レッドクリフ」がいよいよ公開となる。

(c)2008 「Sweet Rain 死神の精度」　製作委員会

　人間の最期をプロデュースする、それが、死神の仕事です。
千葉の職業は死神、その業務は７日間人間を観察し"実行"(死）か"見送り"(生かす）かを決めること。彼の特徴は、白い手袋と黒い犬、そして雨、雨男なのである。
　千葉が現れるのは、人間が不慮の死を迎える７日前。７日間の観察期間の後、"実行"か"見送り"かを判断する。仕事はさっさと片付け、ＣＤショップで"人類最大の発明品"として愛するミュージックを視聴するのが彼の最高の楽しみ。
　今日も雨の中、千葉は待っていた。７日後に不慮の死を遂げることになっている新しいターゲット、藤木一恵、27歳。とあるメーカーの苦情処理係。仕事を終え、疲れ果てた様子の彼女が会社から出て来た。さて、"死神"千葉の判断は．．．。