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『リダクテッド 真実の価値』
REDACTED
配給:アルバトロス・フィルム
オフィシャルサイト:
http://www.redacted-movie.com 
公開日:2008年10月25日
シアターN渋谷ほか全国順次ロードショー


キャスト スタッフ データ

パトリック・キャロル
ロブ・デヴァニー
イジー・ディアス
タイ・ジョーンズ
ケル・オニール
ダニエル・スチュアート・シャーマン

監督・脚本:ブライアン・デ・パルマ 撮影:ジョナサン・クリフ 
編集:ビル・パンコウ
プロダクション・デザイナー:
    フィリップ・バーカー
衣装:ジャミラ・アラディン
音楽監修:ランドール・ポスター

2007/アメリカ・カナダ/ヴィスタビジョン/ドルビーデジタル/90分

カジュアリティーズ アルティメット・コレクション

アンタッチャブル スペシャル・コレクターズ・エディション 

キャリー (特別編) (ベストヒット・セレクション) 

殺しのドレス (ベストヒット・セレクション) 


イントロダクション
「 」

2003年3月のイラク戦争(通称)開戦から5年ー。その間、イラクで何が起こっているのか、私たちは本当に知っているのだろうか? 巨匠ブライアン・デ・パルマの怒りと哀しみが、新たな問題作となって結実した!
 本作は、2006年にイラクで実際に起こった衝撃の事件「―米兵による14歳の少女レイプおよび彼女を含む家族4人惨殺事件」を題材に、戦争の残虐性を直視した渾身の野心作である。その挑戦的なテーマと斬新な撮影方法で、2007年ヴェネチア国際映画祭に大きな衝撃を与え、賛否両論の嵐を巻き起こした末に、優秀監督賞である"銀獅子賞"に輝いた。
 「カジュアリティーズ」(89)でベトナム戦争での集団強姦殺人を描いたデ・パルマが、"映像こそが戦争を止める"という信念のもと、9.11以降、主流とは異なる意見が排除されがちな空気や圧力が蔓延するアメリカを相手に、ここに新たな挑戦状を叩きつけた。 それは、今なお繰り返される嘆かわしく残酷な戦争の実態を伝える以上に、私たちに届けられている報道のあり方を問いかけてくる。
 映画の柱となるのは、兵士が撮影したプライベート・ビデオの映像。そこに映し出されるのは、若い兵士たちの日常であると同時に、悲惨な事件を引き起こすに至るひとつの"物語"である。その"物語"は、フランスのドキュメンタリー、アラブ系TVやヨーロッパのTVニュース、従軍記者の取材映像素材、武装派集団によるネット上の映像、YouTube、兵士の家族のチャット、軍の監視カメラの映像等々、現代に溢れる様々なフォーマットや異なる視点を持つ様々な映像の引用によって、立体的に語られてゆく。これらの映像は時に目を覆いたくなる程に生々しく、リアルに戦場の空気を伝えてくるが、すべて役者によって演じられ緻密に演出されたフィクションである。

☆2007年ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞[最優秀監督賞]受賞


ストーリー
「」              

 

  2006年4月。イラク、サマラの米軍駐留地。
 雑然とした兵舎で、メキシコ系のサラサールが、仲間達にカメラを向けている。彼は、ビデオ・ダイアリーを撮影して映画学校に入学するという目論みから兵役に志願した。ビデオに写るのは、故郷に妻を残して入隊した弁護士のマッコイ、「ファックと戦闘」に目がない貧しい南部出身のフレークとラッシュ、文学青年のゲイブ等、いずれも若い兵士たち。伍長のマッコイは、「この中で誰かが死ぬ。それが現実ってもんだ」と語るが、彼らの任務地は検問所であり、戦場でも撮る気のサラサールにとって、大した映像が撮れていないことが不満だった。
 検問所の兵士は、自爆テロや狙撃の格好の標的だ。彼らは、暑さのなか、55Kgの装備の重みと、緊張のなかの退屈に耐えながら立ち続ける。減速の指示を無視して、猛スピードで走り込んできた一台の車。必死に止めようとする兵士達。と、なんらの躊躇もなく、フレークの銃が火を噴いた。"停止線を越えた車は、検問所を自爆テロで攻撃するとみなし"たのだ。だが、乗っていたのはテロリストなどではなく、産院へと急ぐイラク人の妊婦とその兄だった。撃たれて血に染まった妊婦は、病院での手当もむなしく死亡した。(この2年間で検問所で殺された2,000人のイラク人のうち、"敵"は60人だけだという..)
 兵舎で、フレークが、サラサールの"取材"に答える。「任務を遂行しただけさ。人を殺したらビビると思ってた。でも魚を殺した程度だ。」 それを聞いたマッコイは、「自分の女房が妊娠していると考えろ!」とフレークに怒りをぶつける。
 6月末。彼らの駐留はいつ終わるとも知れず、新たな作戦に参加することも、帰国することもできない。死と隣り合わせの検問所の横では、地元の少年達がサッカーで遊ぶ日常的光景が繰り広げられている。だが、そこにも安全はない。瓦礫の散乱する一角に近づいたフレークとロジャーの不用意さを警告し、2人の安全を確保した曹長のスイートは、次の瞬間、捨て置かれたボールに仕掛けられた爆弾で壮絶な死を遂げた。曹長の爆死を目の当たりにしたフレークは、恐怖と怒りから生来の過激性を露にしていく。「俺たちも殺される。9.11みたいに」「ジハード好きな野郎を吹っ飛ばすぜ!」ロジャーもフレークに呼応するように興奮を募らせる。
 ある夜、彼らは、「戦争遂行に役立つ証拠」捜索の任務で、一軒の家に踏み込む。読めもしないアラビア語の書類を証拠とみなすロジャー。泣き叫ぶ家族達の前で、抵抗もしない男に頭巾をかぶせ、逮捕するマッコイやゲイブたち。
 検問所は子供たちの通学路になっている。逮捕された男の娘2人は、毎日、検問所を通って学校に通っていた。下心のあるロジャーは、15歳の姉の身体チェックにますます入念になる。
 7月。フレークは、カード遊びを楽しみながら酒に酔った眼で、「娘の家へ押し入ろう。先手を打ちに行くんだ。女こそ戦利品だ!」と言い出す。その"遠足"を撮影したいという欲望から、同行を決めるサラサール。マッコイの伍長としての権威も、良識も、彼らの異様なテンションの前では無力だった。彼は、「兵士たちの安全を守るため」という自己弁護のもと、一緒に赴くことになる。その夜、装備をつけ、「大量破壊兵器を捜すんだ!」とわめくフレークとロジャーを先頭に、サラサールとマッコイは、少女の家へと向かった...。

 

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