(c)2007 The Weinstein Company, LLC. All Rights Reserved

　大学卒業後、将来に迷い、ひょんなことからマンハッタンの上流階級でナニー（子守）をすることになった女の子の奮闘と成長を描いた全米ベストセラー小説を、人気実力ともにＮＯ．１女優スカーレット・ヨハンソン（「ブラックダリア」「アイランド」）主演で映画化。
監督・脚本は、「アメリカン・スプレンダー」で2003年サンダンス映画祭審査員大賞を皮切りにカンヌ映画祭国際映画批評家連盟賞を受賞、全米の賞レースの新人監督賞を総なめにし、アカデミー賞脚色賞ノミネートという快挙を成し遂げた新鋭シャリ・スプリンガー・バーマン＆ロバート・プルチーニの夫婦コンビ。

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　　アニー・ブラドッグは大学を晴れて卒業。当たり前のように一流企業への就職、生活を夢見ていた。 しかし、面接試験で「アニー・ブラドッグとは何者かを説明して下さい」という、簡単なはずの質問に口ごもってしまう。 いきなり「私って何？」という壁にぶち当たったアニーは、セントラルパークを一人思い悩みながら歩いていた。そこへ飛び出してきた少年グレイヤーを助けたことがきっかけで、その少年のナニー（子守）として働くことに。
　誰もが憧れるゴージャスな生活を送る少年の両親ミセスXとミスターX。しかしミスターXはワーカーホリック（仕事中毒）で、ミセスXはイベントごとで忙しく、グレイヤーはいつもほったらかし。わがままで、いたずらし放題のグレイヤーだったが、本当は寂しがり屋で愛情を求めている愛らしい少年だった。そんなグレンとアニーは次第に絆を深めていく。そして、X夫妻と同じアパートに住む、ハーバード大学の好青年との間に恋も芽生え始めていた。
　相変わらずミセスXは無理難題をアニーにぶつけ、アニーもグレンへの愛情から、プライベートも投げ捨てて彼女のリクエストを聞き続ける日々が続いていた。しかしミスターXの浮気が発覚し、最高に贅沢で憧れの生活のように見えたX家は崩壊の危機に。
　不安と不満が募ったアニーは遂に本音を爆発させる。そんなアニーの本音が、Ｘ一家、そしてアニー自身にもたらした答えとは．．．。